フリーランスSE×子育て

フリーランスになった男性SEの子育て日記

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何がどう変わったか、働き方③ 〜 メリット・デメリット 〜

何がどう変わったか、働き方② 〜 変えたきっかけ 〜 - フリーランスSE×子育てからの続き

きっかけや悩みを経て、ぼくはメリットを感じてフリーランスSEとなったわけですが、もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。

 

ここでは自分が考えたサラリーマンと比べての一般的なメリット・デメリットと子育てをするという状況化に置けるメリット・デメリットを紹介したい思います。

 

一般的なメリット・デメリット

メリット

・収入が上がる

一発目にこれを挙げるのもどうかという感じはありますが、やはりサラリーマンという立場からフリーという不安定な立場になるにあたって、これがメリットとしてなければ、フリーになる意味が流石に見出せません。

 

なので、これは外せないメリットとなるでしょう。

 

逆にサラリーマン残業無しで年収が500万以上ある人は、そのままサラリーマンでいた方が良いような気はします。(希望する報酬次第ですが)

 

これは後述する社会保障がサラリーマンの方が優遇されている点も関係します。

 

・副業は自由

自分が本業とする仕事以外にどれだけ副業しようが自由です。

 

副業を許可してくれている会社であれば良いですが、そうでない場合、税金関連から副業がばれる可能性はあります。

 

その点、フリーランスSEはそんなの自由ですし、事業として使ったお金は経費にもできます。

 

デメリット

・不安定

当然ですが、案件に参画できていないと収入は0です。

 

これが不安でフリーランスSEになるのを躊躇するという人は多いのかもしれません。

ぼくもそうでした。

 

そのため、複数の企業とも契約が取れるよう、ある程度「汎用的なスキル」を持っておくことはとても重要です。

 

またもっと言うと、仮に働けない期間があっても、その間ずっと子どもと一緒に居られると考えると、それはそれで良いかなと言うポジティブな考えも持ってます。

 

もちろん半年も1年も仕事がなかったらヤバいですが…。

 

あと誤解があるといけないですが、必ずしもスーパーエンジニア、スーパープログラマーでなければフリーランスSEになれないということはないと思います。

 

もしそうだとしたら、ぼくはフリーランスSEにはなれていません。

 

客観的に証明はできませんが、ぼくのスキルはよくて「中の中」程度だと自分で思っています。

資格も基本情報技術者くらいしかもってないです。

 

決して上級レベルだとは思っていません。

 

・健康保険料が倍になる

サラリーマンは労使折半という形で、健康保険料は半分会社が負担してくれます。

 

フリーランスSEは法律上は自営業という括りで、雇われている訳ではないので、当然労使折半という概念は存在しません。

 

なので、厳密に言うと倍になるのではなく、全額自己負担になる(から結果倍になる)ということになります。

 

国民健康保険の保険料が高い

まともなIT企業であれば組合の健康保険(以下、組合保険)に加入していると思います。

 

フリーランスSEは組合保険には入れないので、原則、国民健康保険(以下、国保)に加入します。(※原則なので、国保以外に入る方法もあります)

 

組合保険は被保険者の収入に伴って保険料が上下しますが、国保は被保険者だけではなく世帯の収入で計算されたり、扶養者がいると保険料が上がったり、正直、組合保険よりかなり待遇が悪いです。

 

また自治体によって保険料に差があるので、保険料が高い地域に住んでいるとそれだけで損な感じがしたりします。

 

しかしながら所得が低い場合、逆に組合保険より保険料が安くなる場合もあるので、一概に国保の方が高いということにはなりませんが、

フリーランスSEになると、大抵の人は所得が増えるので、高くつく場合の方が多いと思われます。

 

・厚生年金には加入できない

厚生年金はサラリーマンのための制度なので、フリーランスSEは加入できません。 

 

これに加入できないとなると、以下の2点について他の対処方法を検討する必要が出てきます。

 

①老齢年金の減少

サラリーマンは「国民年金+厚生年金」という構成で年金制度を活用します。

 

フリーランスSEは「国民年金のみ」となるので、当然老後の年金支給額は減ります。

 

ただ、多くの方が年金制度に不安を示しているように、ぼく達20代〜40代の現役世代が、老後に年金のみで生活していくことはほぼ不可能だと思われます。

 

サラリーマンにせよフリーランスにせよ、年金以外の資産形成を考えることは必要不可欠になっているので、ここはあまりデメリットに感じてはいません。

 

②遺族年金、障害年金の減少

①よりむしろこっちの方を考えた方が良いです。

 

年金と言うと、老齢年金のことばかりクローズアップされますが、死亡時、または障害をおって働けなくなった時の保証もあります。

 

これも老齢年金と同様に支給額の減少や、条件次第で全く出なくなる場合もあります。

 

子どもがいなければ、そこまで神経質にならなくても良いと思いますが、子どもがいる場合は対策した方が良いと個人的には思います。

 

ちなみにぼくは民間の保険に入りました。

厚生年金保険料を払っていた分のいくらかをこちらに回す感覚なので、負担が増えるといった感じはありません。

 

・ボーナスはない

ボーナスなんてものは当然ありません。


ただ、ボーナスがない会社で働いている人や年俸制で働いている人は、大してデメリットとは呼べないでしょう。

 

・有給休暇はない

有給休暇も当然ありません。

 

ただ、契約内容によりますが、ほとんどは「1ヶ月で◯時間〜◯時間働いたら◯万円の報酬」と言うような契約で働くことになります。

 

つまり「140時間〜180時間で60万円」という条件であれば、下限の140時間しか働かなかったとしても60万円受け取ることができます。

 

1日8時間労働で、月の労働日を20日とした場合、160時間になるので、それであれば2日休んだとしても収入に影響はないことになります。

 

もちろん、社員ではないですし、休みやすいかどうかと言うのは、働き先の企業に寄ってしまう面は否めないですが、あまりデメリットとして考える必要はないのではないでしょうか。

 

育児休業や慶弔休暇などはない

これは長期に渡るのであれば、収入が減るのを覚悟で休むしかないです。


しかしながら社員ではないので、そこまで後ろめたく休む必要もないところは逆にメリットとも呼べます。

 

・家賃手当や通勤手当などはない

ぼくは家賃手当などない会社だったので、そこは全くデメリットではないですが、 通勤手当も当然ないので、それらも自費で払う必要があります。


ただ、払った通勤費は経費にできます。

 

・住宅ローン等が組めない可能性が高い

ぼくは賃貸派なので、個人的には関係ないのですが、家が欲しい人はサラリーマンの内にローンを組んだ方が良いと思います。

 

ただ、ローンを組んでフリーランスSEになることが良いことなのかどうかは分かりませんが…。

 

・確定申告をしなければいけない

サラリーマンであれば特定の人を除いて、会社が年末調整してくれるので、確定申告は必要ありません。

 

しかしフリーランスSEは確定申告をする必要があります。これは義務なので仕方ありません。

 

ぼくは過去2度ほどちょっとしたことで、確定申告したことがありますが、かなり待たされますし休みの日は潰れるし、非常に面倒だなと感じました。

e-Taxとか使えばそこら辺は解消されるかも知れませんが、やったことないので分かりません。)

 

また、フリーランスSEになると「個人事業主」ということになり、青色申告をするのですが、

これが簿記の知識が必要となり、簿記を全く知らないと見ただけで面食らいます。

 

ぼくはたまたま会計システムを担当していた経験上、簿記を知っているので、そこまでではなかったですが。

 

・体調管理には神経質になる必要がある

これはデメリットと言うか、社会人としてどうかと言う話になりますが、上述の有給休暇がない部分も絡みます。

 

まず、体調不良で休んでばかりいると信用がなくなり、契約を切られてしまうので、自分はサラリーマンの時以上に体調管理には神経質になっています。

サラリーマンだったら、別に良いと言うわけではないですが…。

 

また根本的な問題として休みが多いと単純に収入が減ります。

 

意味もなく収入が減るとフリーランスSEでいる意味がそもそもなくなってしまいます。

 

子育てにおけるメリット・デメリット

メリット

・自分の希望する働き方が出来る企業を選べる

これが収入と同じくらい大きいメリットです。

 

エージェントの営業さんに自分の希望を出すのですが、そこで自分は以下のような条件を出しました。

①安定稼働していて残業が少ない企業

②比較的、家から近い所(通勤時間が短い所)

③リーダー要員ではなくメンバー要員として参画したい

④報酬は60万以上あれば良い

 

①は最も自分の中で重要でした。むしろこれのためにフリーランスSEになったと言っても過言ではないからです。

 

また週に何日かは保育園の迎えにも行きたいというのも伝えました。

 

もちろん、常に残業なしというわけにはいかないでしょうが、あっても20時間程度でいきたいという条件で探しました。

 

②は近ければ近いほど家にいる時間が取れるので、なるべく近くという条件です。

 

③は今まで小さいシステムと言えど、プロジェクトリーダーという形で要件定義から設計、開発、テスト、保守も全てやってきました。

 

そうすると、スケジュール通りいかなかったり、トラブルが起きたりすると、どうしても最後の調整で「休日に出てでも何としてもやりきる」という状態になっていました。

 

それは正直もう嫌なので、あくまでメンバー要員としての参画を希望しました。

 

 ④③に関係しますが、メンバー要員なので、そこまで多額の報酬を期待することはできません。そもそもメンバー要員であれば、どんなに高くても70万が上限だと感じました。

 

逆に50万とかだと不安定な立場の収入としては、厳しいなとも思ったのでここら辺を希望報酬としました。

 

上記のように希望した案件に参画出来るので、働きやすさは大分変わると思います。

これがサラリーマンの場合、会社命令で他者に派遣されていたりすると、自分の希望通りに働くというのは中々難しいのではないでしょうか。

実際、今働き始めて1週間程度ですが、通勤時間も短くなり、残業も今の所ないので、とても楽です。

 

だだし100%自分が希望する条件の案件があるかと言われれば、その保証はないですし、あったとしてもそこと契約出来るかは本人次第です。


それが叶うように上述したスキルアップは必要です。

 

・孤独

孤独というとデメリットに感じますが、あえてメリットとして挙げます。

 

社員ではないので、どうしても孤独感はあります。

 

他の所から派遣されてきている人もいますが、それはそれで知り合いでもないので、特別仲良くなるわけでもありません。

 

ただ、これのおかげで不要な飲み会など出なくて良いですし、 変な人情で残業に付き合う必要もありません。

なので、とても帰りやすいです。

 

もちろん、業務上必要なコミュニケーションを取る必要はあるので、コミュ障でも大丈夫というわけではありません。

 

デメリット

育児休業給付金は支給されない

育児休業給付金は雇用保険に加入していないともらえません。

 

ですので、これから子どもが産まれる予定がある人は、子どもが生まれて1年経つまでは、フリーランスSEにならずにサラリーマンで居続ける方が良いとぼくは思います。

 

・保育園に入れる際に影響があるかも?

ここは、まさに今保活中なので、何とも言えないのですが、

サラリーマンは就業証明書を会社に書いてもらえるので、それを役所に提出することで、確かにフルタイムで働いていますと証明できます。

 

しかしながら、フリーランスSEはサラリーマンと同じくフルタイムで働いていたとしても、それを他者に証明してもらう手段がありません。

 

提出する書類は、全て自己申告の書類になります。

 

保育園の入園審査は点数制で、点数そのものは外でフルタイムで働いてれば、フリーランスSEもサラリーマンも変わらないのですが、実際これがどう影響するかは、何とも言えない気がしています。

(これは自分の自治体での話です。)

 

・家族の理解が必要

デメリットではないですが、子どももいれば、尚更これからの生活に影響を与えるため、少なくともパートナーの理解は得ておかなければいけないと思います。

 

・会社を辞める際の圧力が凄い

これもデメリットではないですが、サラリーマンを辞める時に「フリーになります」と言った時の圧力が凄かったです。

 

「フリーで生活出来ると思ってるの?」とか「奥さんも子どももいるのに」とか、それは色々言われました。

 

今思えば、馬鹿正直にフリーになるなんて言わなければ良かったのですが、言ってしまったがために大分嫌な思いをしました。

 

 

こう見るとデメリットの方が多く見えますが、一つ一つのデメリットは代替手段があったり、

そもそも人によってはデメリットではなかったり、メリットの方が大きいのであまり気にならないといったものもあると思います。

 

ぼくはITエンジニアは、絶対にフリーランスSEになった方が良いとまでは思いませんが、人によっては、その方が好ましい場合もあるかと思っています。

 

ぼく自身、フリーランスSEになったばかりなので、子育てと両立していけることを期待してやっていきたいと思います。

 

それでは。