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フリーランスになった男性SEの子育て日記

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育休を取らないパパは論外?おかしな風潮は誰も幸せにならない。

 ツイッターで、最近気になるツイートがありました。

 

それは

 

ツイッターの育児界隈では、育休をとらないパパは論外な風潮がある」

 

正直、ぼくはこれを感じたことはなかったので、ちょっと驚いたのですが、

実際ぼくは育児休業(以下、育休)取得者だからそれに気付かず、取得していないパパから見れば、そう感じる人もいるかも知れないと思いました。

 

僕が育休を取得した1年半前の時点で、男性の育休取得率は約3%

そこから、2年も経たずに5%まで上がったのですから、10年後には20%を超えるのも、かなり信憑性を帯びた話になってきています。

 

そうなれば、

「育休を取りたくても取れなかった。」

もしくは

「考えた結果、育休を取らないと決めた。」

 

こういう人たちも、今後ますます増えていくでしょう。

 

そんな時「育休を取った・取らない」で、変な溝が出来てしまうことはとても悲しいことです。

 

そもそも、そんな風潮は間違いであり、取得してないパパもそんな背徳感のようなものを感じる必要は全くありません。

 

その理由を以下に述べたいと思います。

 

一体、その風潮はどこから感じられるものなのか

まず、その風潮があるとして、それはどこからくるものなのかを考えてみました。

 

これは完全に推測ですが、男性の育休取得経験者は、取って良かったと思うことを発信する際、感想のレベルを超えて「〜だから取るべきだ」のような“べき論”に近いことを言ってしまうことがあったのではないかと考えます。

 

育休の話に限らず、育児の話ではよく言われますが、これと言った正解というものが出にくい育児関連の話では、“べき論”はかなり嫌われる傾向にあり、今回もこの傾向があったのではないかと思われます。

 

ただ、「〜だから取るべきだ」という言葉を使わなくとも、強めの主張をするだけで“べき論”と捉えられしまうということ自体は、発信する側と受け取る側の難しさがあります。

 

では、間違いである理由に入ります。

 

理由①-育休は何年も続く育児の中のほんの一部の期間に過ぎない

国が定めている育休というのは基本、子が生まれてから1歳になるまでと定められています。(理由があれば2歳まで延長可)

 

当たり前ですが育児は何年も何年も続きます。

育休が終わっても育児は続きます。

育休期間は、始まりのほんの一部の期間に過ぎません。

 

こんな「一部の期間のことだけ」と考えれば、取ったから偉いとか、取ってない人に対してマウントする。なんてことに、何の意味もないと分かるはずです。

 

育児は育休が終わってからの方がずっと長いのです。

 

理由②-育児には常に新しい壁が存在する。育休で越えられる壁はその内の1つだけ

子を育てると、その時その時で悩ましい壁が出てきます。

  • 子が産まれた時の壁
  • 保育園の壁(共働きの壁)
  • 小1の壁(共働きの壁)
  • 学費の壁(私立学校、大学など)

ぼくもこれから経験していくものもありますが、ざっと思い付くだけでもこれだけあります。

 

育休というのは、これらの内「子が産まれた時の壁」を乗り越えやすくするための1手段です。

 

それ以降も乗り越えていくべき課題はたくさんあり、育休を取っただけで、パパとして優れているなんてことはありえません。

 

理由③-会社が育休を取ることを認めてくれない。それは個人の責任ではない

まず育休は、法律で認められた会社員の権利です。

会社に制度があるない関係なく、誰しもが取得することができます。

 

…とこれは建前の話で、じゃあ現実問題、誰でも取れる世の中になっているか?といったらそんなことはありません。

 

それは会社が無理解であったり、そういう雰囲気ではなかったりと色々あると思いますが、つまりは個人の問題ではなく社会の問題なので、育休を取れなかった個人を責めることに意味はありません。

 

最近では、「会社と戦って育休を勝ち取った!」なんて話もあり、それはそれでとても素晴らしいことだと思いますが、じゃあ誰でも出来るかというと、そういうわけでもないでしょう。

 

それが出来ないなら、「育休取れる会社に転職すれば良い」なんて言うのも乱暴な話です。

 

独身じゃあるまいし、生活がかかっている話を、そんな簡単に決められるはずがありません。

 

そもそも、転職して即「育休で休みます」なんて言えますか?

 

ただ、2〜3年以内に子どもをもうけるつもりはないけど、いずれは欲しいと思っているのであれば、それを見越して育休が取りやすい会社に転職するのはアリだと思います。

 

理由④-母親が育休を取ることを望んでいない場合もある

これは、以前アンケートを取ったことがあるので、お時間があれば、こちらの記事も見てもらえればと思いますが、

 

色々な事情で、父親には育休を取らないでほしいという人もいます。

 

それは、経済的なことであったり、母親の精神面のことであったり…。

 

こればかりは、各家庭での話ですが、それによって育休を取らないパパがいるということも知っておいてほしいと思います。

 

終わりに

以上が、「育休を取らないパパは論外」ではないと思う理由です。

 

ただ、単純に子が産まれた時の壁を乗り越えやすくする以外にも、ぼくは父親として育休を取るメリットは、たくさんあると思っています。

だからこそ、個人的にはパパの育休取得は大賛成なので、一度は検討して欲しいです。

 

しかし、そのメリットは必ずしも育休を取らないと得られないものというわけではありません。

育休を取った方が得られやすいとは思いますが。

 

各々の

働き方や経済的な面、

仕事を休んで育児だけに向き合う期間を設けることそのものについての夫婦の考え方、

色んな事柄を総合して、ベターな選択をしてもらえれば良いなと思います。(敢えてベストとは言いません)

 

そして、今はまだまだ誰しもが育休を取りたくても取れる世の中になっていないので、まずは選択肢として男も当たり前に選べる時代になってほしいと思います。

 

 

それでは。